ORIGAMI ドリッパー レビュー|波型リブと20色展開の実力を徹底検証

この記事のポイント
- ORIGAMIドリッパーは円錐型と平底型の両方のフィルターに対応する珍しいオールラウンドドリッパー
- 岐阜県美濃焼産地製の磁器製ドリッパーは、熱保持性が高く抽出安定性に優れる
- SサイズとMサイズがあり、デザイン性の高さから世界各地のカフェで採用されている
コーヒードリッパーを選ぶとき、味の安定性だけでなく 見た目の美しさ もこだわりたい方に注目されているのが ORIGAMI(オリガミ)ドリッパー です。岐阜県美濃焼の産地で作られる磁器製のドリッパーは、20色以上のカラーバリエーションと独特のリブ(溝)構造で、世界中のスペシャルティコーヒーシーンで採用されています。
この記事ではORIGAMIドリッパーの構造・味の特徴・選び方・使い方を詳しく解説します。
ORIGAMIドリッパーとは
ORIGAMIドリッパーは、岐阜県土岐市の「ケーアイ(K-ai)」が製造するコーヒードリッパーです。最大の特徴は 円錐型フィルターと平底型フィルターの両方に対応 する独自の設計です。
通常のドリッパーはどちらかのフィルタータイプ専用ですが、ORIGAMIは使うフィルターによって抽出特性を変えられます。コーヒーの種類や気分に応じて2つのスタイルを楽しめるため、コーヒー好きから支持を受けています。
20枚のリブが作る均一な空気層
ドリッパー内壁には 20枚の縦リブ が施されています。このリブがフィルターとドリッパーの間に細かい空気層を作り、お湯の流れを均一に保ちます。空気層は断熱層としても機能し、抽出中の温度低下を防ぎます。
美濃焼磁器の熱保持性
ORIGAMIの磁器製モデルは美濃焼の産地ならではの品質で、熱保持性が高いのが特徴です。プラスチック製のドリッパーより温度が安定するため、特に冬場や寒い環境でも安定した抽出温度を維持できます。
商品ラインナップ
ORIGAMI ドリッパー S(磁器製・1〜2杯用)

※ 価格は変動する場合があります。上記リンクはアフィリエイトリンクです。
1〜2杯用の磁器製ドリッパーです。ホワイトをはじめ20色以上のカラー展開があり、お気に入りの色を選べるのが魅力です。食洗機・電子レンジ対応で日常使いにも便利です。
ORIGAMI ドリッパー Air S(樹脂製・1〜2杯用)

※ 価格は変動する場合があります。上記リンクはアフィリエイトリンクです。
AS樹脂(アクリロニトリルスチレン樹脂)製の軽量モデルです。磁器製より軽く、万が一落としても割れません。アウトドアや旅行にも持ち出しやすいです。ブラック・ホワイトをはじめ複数カラーが展開されています。
ORIGAMI ドリッパー M(磁器製・2〜4杯用)

ケーアイ(K-ai) ORIGAMI オリガミ ドリッパー マットブルー M(2〜4人用)
※ 価格は変動する場合があります。上記リンクはアフィリエイトリンクです。
2〜4杯分を一度に抽出できるMサイズです。家族やゲストへ複数杯提供する場合に向いています。マットブルーをはじめ豊富なカラーがあり、キッチンのインテリアに合わせて選べます。
- Sサイズ: 1〜2杯用。毎日1〜2杯飲む方、一人暮らし
- Mサイズ: 2〜4杯用。家族・複数人で使う、まとめて多く淹れたい場合
- 磁器 vs 樹脂: 自宅固定使用なら磁器製、持ち運びが多いなら樹脂製(Air)
対応フィルターと抽出特性の違い
ORIGAMIドリッパーの最大のユニークポイントは、2種類のフィルターに対応することです。
円錐型フィルター(ハリオ V60用など)を使う場合
円錐型フィルターを使うとORIGAMIは 円錐型ドリッパーのような特性 になります。お湯が中心に向かって流れ、比較的速い抽出スピードになります。明るくクリアな味わいを引き出しやすく、浅煎りのスペシャルティコーヒーとの相性が良いです。
平底型フィルター(カリタ ウェーブフィルターなど)を使う場合
平底型フィルターを使うとORIGAMIは フラットボトムドリッパーのような特性 になります。お湯がコーヒー粉全体に均等に触れるため、安定した抽出が実現します。深煎り・中煎りコーヒーの甘みやボディを引き出しやすいです。
この「フィルターで味を変えられる」柔軟性が、ORIGAMIドリッパーをコーヒー愛好家に支持させている理由の一つです。
ORIGAMIドリッパーの使い方
基本レシピ(1杯分・円錐フィルター使用時)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| コーヒー豆 | 15g |
| お湯の量 | 225ml(豆:湯 = 1:15) |
| お湯の温度 | 90〜93℃ |
| 蒸らし時間 | 30〜40秒 |
| 総抽出時間 | 2分30秒〜3分 |
手順
1. フィルターのセット 選んだフィルタータイプをドリッパーにセットします。円錐フィルターはV60用(02サイズ以上)が適合します。平底フィルターはカリタのKWF-155が対応します。
2. リンス ドリッパーとサーバーを温め、フィルターのにおいを流すため少量のお湯でリンスします。
3. コーヒー粉をセット 15gの中挽きコーヒー粉を入れ、表面を平らにならします。
4. 蒸らし 30〜40mlのお湯を中心から外に向けて注ぎ、30〜40秒待ちます。
5. 本抽出 3〜4回に分けてお湯を注ぎます。中心から螺旋を描くように注ぎ、粉全体を均等に濡らします。
6. 完了 225mlに達したらドリッパーを外します。
評価まとめ
メリット
- +円錐・平底両フィルター対応で2スタイルのコーヒーが楽しめる
- +美濃焼磁器製の高い熱保持性で安定した抽出温度を維持
- +20色以上のカラー展開でインテリアに合わせて選べる
- +日本製で品質が安定している
- +世界のカフェシーンでも使われるプロ仕様の品質
デメリット
- -専用のホルダー(スタンド)を別途購入するとより安定して使えるが追加コストがかかる
- -磁器製は落下すると割れる可能性がある
- -フィルターの種類によって味が変わるため、最初は使い分けに慣れるまで時間がかかることも
まとめ
ORIGAMIドリッパー は、1台で2スタイルの抽出が楽しめるユニークな設計と、美濃焼磁器の高品質が融合したプレミアムドリッパーです。豊富なカラーバリエーションも魅力で、コーヒー器具をインテリアの一部として楽しみたい方にも最適な選択肢です。
初めてのドリッパーとしても十分使えますが、特に「コーヒーを道具ごと楽しみたい」「抽出スタイルを変えて実験したい」という方に向いています。磁器製は自宅固定使用に、Air(樹脂製)はアウトドアや旅行用に、用途で使い分けると便利です。
最初は 円錐型フィルター(ハリオ V60 02サイズ用) を使ってみましょう。クリアで飲みやすい味が出やすく、ORIGAMIドリッパーの特性を把握しやすいです。慣れてきたら平底フィルターに切り替えて、味の違いを楽しんでみてください。
この記事を書いた人
Coffee Guide編集部
コーヒーを愛するライター・バリスタチーム。豆の選び方から抽出方法、カフェ文化まで、コーヒーに関するあらゆる情報をお届けします。
執筆者の経験
- バリスタ資格保持者
- 自家焙煎カフェ運営経験
- コーヒー輸入業界での勤務経験