アメリカーノの作り方と正しい比率|エスプレッソと水の黄金バランス
Coffee Guide編集部初心者向け

この記事のポイント
- アメリカーノはエスプレッソ1〜2ショットに湯または水を加えたシンプルなブラックコーヒー
- 黄金比率はエスプレッソ30〜60mlに対して水120〜180mlで濃さはお好みで調整できる
- ロングブラックはお湯の上からエスプレッソを注ぐ点がアメリカーノとの主な違い
アメリカーノは世界中のカフェで最も広く提供されているコーヒードリンクのひとつです。エスプレッソをお湯で薄めるだけというシンプルな構成ですが、比率や注ぎ方によって風味が大きく変わります。
アメリカーノとは
アメリカーノ(Caffè Americano)は エスプレッソに湯(または水)を加えたブラックコーヒー です。濃さはドリップコーヒーに近いですが、エスプレッソの特有の風味とクレマを保った仕上がりが特徴です。
名前の由来
第二次世界大戦中、イタリアに駐留したアメリカ兵がエスプレッソをそのまま飲むには濃すぎると感じ、お湯で薄めて飲んだことが起源とされています。
ホットアメリカーノの作り方
材料(1杯分)
- エスプレッソ:1〜2ショット(30〜60ml)
- お湯:120〜180ml(90〜95℃)
黄金比率の目安
| 濃さの好み | エスプレッソ | お湯 |
|---|---|---|
| 濃いめ | 60ml(ダブル) | 120ml |
| 標準 | 30ml(シングル) | 120ml |
| 薄め | 30ml(シングル) | 180ml |
手順
- エスプレッソマシンでシングルまたはダブルショットを抽出する
- カップに先にお湯を入れる(クレマを保つため)
- お湯の上からエスプレッソをゆっくり注ぐ
- 好みで軽くかき混ぜて完成
クレマを保つコツ
カップに先にお湯を注ぎ、後からエスプレッソを注ぐと、クレマが表面に残りやすくなります。逆(エスプレッソ先)だとクレマが壊れやすくなります。
アイスアメリカーノの作り方
アイスアメリカーノはカフェで人気の定番ドリンクです。
材料(1杯分)
- エスプレッソ:1〜2ショット(30〜60ml)
- 冷水:150〜180ml
- 氷:適量
手順
- グラスに氷を入れる
- 冷水を150〜180ml注ぐ
- 抽出したエスプレッソをゆっくり注ぐ
- かき混ぜずにそのまま(または軽くかき混ぜて)完成
アイスとホットで濃さを変える
アイスの場合は氷で薄まるため、エスプレッソをダブルショット(60ml)にするか、水の量をやや少なめ(120ml)にすると、飲み始めの濃さが保たれます。
アメリカーノ vs ロングブラック
| 項目 | アメリカーノ | ロングブラック |
|---|---|---|
| 注ぎ順 | お湯→エスプレッソ | エスプレッソ→お湯(逆) |
| クレマ | 壊れやすい | 保ちやすい |
| 風味 | まろやか | よりエスプレッソ感が強い |
| 発祥 | イタリア(アメリカ兵由来) | オーストラリア・NZ |
ロングブラックはアメリカーノと同じ材料ですが、エスプレッソを先に注ぎ、お湯を後から加えます。クレマが表面に残り、より濃い香りを楽しめます。
エスプレッソマシンなしで作る方法
エスプレッソマシンがない場合も、濃いコーヒーがあれば近い味を再現できます。
- モカポット:少ない水で濃く抽出 → お湯で薄める
- エアロプレス:エスプレッソスタイルで抽出 → お湯で薄める
- 濃いドリップ:豆量を多めに(1杯分の湯量に対して豆を1.5〜2倍)して抽出
ドリップコーヒーをそのまま薄めてもアメリカーノにはなりません。アメリカーノの特徴はエスプレッソの高圧抽出によって引き出されるクレマとオイル成分にあります。
まとめ
- 基本比率:エスプレッソ30〜60ml + お湯120〜180ml
- クレマを保つ:カップにお湯を先に入れる
- アイスは濃いめに:氷で薄まる分を計算してエスプレッソを多めに
- ロングブラックとの違い:注ぎ順が逆でクレマの保ち方が異なる
この記事を書いた人
Coffee Guide編集部
コーヒーを愛するライター・バリスタチーム。豆の選び方から抽出方法、カフェ文化まで、コーヒーに関するあらゆる情報をお届けします。
執筆者の経験
- バリスタ資格保持者
- 自家焙煎カフェ運営経験
- コーヒー輸入業界での勤務経験