TIMEMORE C3 vs C3S 徹底比較|どちらを選ぶべきか

この記事のポイント
- TIMEMORE C3は約8,000円の入門モデル、C3Sは約12,000円の全金属アップグレード版
- バーrは両モデル共通のS2C660だが、C3Sはフルメタルボディで剛性と精度が向上
- 予算が許すならC3Sを選ぶべき。C3は在庫限りのため入手時点で要確認
TIMEMORE(タイムモア)のエントリーモデルとして長年支持されてきた C3 と、その後継機として登場した C3S。価格差は約4,000円ですが、何が変わったのか、その差は実際の使用感に影響するのかどうか、詳しく比較していきます。
コスパミルの代名詞として知られるC3シリーズですが、2023年にC3Sが登場して以降、「旧C3とC3S、どちらを買うべきか」という疑問を持つ方が増えています。本記事で明確な答えを出します。
- C3とC3Sのスペック詳細比較
- 素材・ボディ構造の違いと影響
- 挽き性能(粒度均一性)の実質的な差
- 価格差4,000円の価値はあるか
- 結局どちらを選ぶべきか
C3とC3S:スペック比較一覧
まずはスペックを一覧で確認します。
| 比較項目 | TIMEMORE C3 | TIMEMORE C3S |
|---|---|---|
| バーrサイズ | 38mm コニカルバーr | 38mm コニカルバーr |
| バーr素材 | S2C660 ステンレス | S2C660 ステンレス(同一) |
| 外装素材 | アルミ合金 + 樹脂フレーム | アルミ合金(フルメタル) |
| 粒度調整 | 36段階(内部調整) | 36段階(内部調整) |
| ホッパー容量 | 約20g | 約25g |
| 本体サイズ | φ52mm × H147mm | φ52mm × H147mm |
| 重量 | 約430g | 約430g |
| 参考価格 | 約¥7,980 | 約¥11,980 |

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違い1:ボディ素材(最重要の差)
C3とC3Sの最も本質的な違いは ボディ構造の素材 です。
旧C3のボディ構造
C3の内部には、スピンドル(軸)を支えるフレームに 樹脂パーツ が使われています。アルミ合金の外装の中に樹脂フレームが内蔵される構造のため、長期使用での摩耗や、挽く際のわずかな「ガタつき」が発生することがあります。
C3Sのボディ構造
C3Sでは内部フレームも含めて 完全にアルミ合金 に変更されました。フルメタル化により:
- スピンドルの軸ブレが減少
- 長期使用での摩耗が少ない
- 全体的な剛性が向上
この差が、粒度の一貫性に直接影響します。
正直なところ、初めてコーヒーミルを買う方にはC3とC3Sの挽き性能の差を体感するのは難しいかもしれません。しかし、日常的に使い込むうちに、C3のボディ剛性の差が徐々に感じられるようになるという声が多くあります。長く使うことを前提にするなら、最初からC3Sを選ぶ方が賢明です。
違い2:ホッパー容量(20g vs 25g)
C3のホッパー容量は 約20g、C3Sは 約25g です。
コーヒー1杯(ハンドドリップ)に使う豆の量は通常12〜15gですが、2杯分をまとめて挽く場合(24〜30g)はC3では2回に分けて挽く必要があることがあります。C3Sなら2杯分を一度に挽けるケースが多くなります。
同居人やパートナーと2人でコーヒーを楽しむ場合、この5gの差が毎日の使いやすさに影響します。
違い3:価格(約7,980円 vs 約11,980円)
C3とC3Sの価格差は 約4,000円 です。
この4,000円の差をどう評価するかは、使用頻度と使用期間によります。
1日1杯・週7日使用の場合
- 毎日使うなら1年で365日の使用
- 4,000円 ÷ 365日 = 約11円/日の差額
- 2年使えば約5.5円/日
この計算で見ると、C3Sへのアップグレード料金は非常に小さいものです。
C3を選ぶ場合
- 予算が8,000円以内に制限されている
- まずコーヒーミルを試してみたいが、本格的にのめり込むかわからない
- 旅行用のサブミルとして使用する(軽さを重視)
C3Sを選ぶ場合
- 毎日使うメインのミルとして長期使用を想定
- 品質と耐久性を重視する
- 将来的にC3Sを継続使用することが決まっている
バーrは同じ:挽き性能の本質的な差は小さい
C3とC3SはどちらもS2C660バーrを使用しています。このバーr自体の性能に差はないため、挽き目の均一性・粉の質 は理論上同等です。
実際、C3でも十分に均一な中挽き・粗挽きが可能で、ハンドドリップやフレンチプレスに使用した場合のカップクオリティの差は、ブラインドテストでは区別が難しいレベルです。
「バーrが同じなら挽き性能も同じ」という観点では、C3は依然として非常に魅力的な選択肢です。
現在の入手状況について
2026年3月時点では、旧C3は在庫限りのモデルとなっており、一部のECサイトでは品切れ・入手困難になってきています。新品での購入を検討している場合、現在まだ購入できるうちに決断するか、C3Sに切り替えるかを選ぶタイミングです。
TIMEMOREはC3Sをメインラインナップとして位置づけており、旧C3は順次在庫終了となる見込みです。新品で購入する場合は在庫状況を確認してください。
結論:どちらを選ぶべきか
メリット
- +【C3S推奨理由】フルメタルボディで長期耐久性が高い
- +ホッパー容量が25gで2杯分を一度に対応
- +差額約4,000円は日割りにすれば微差
デメリット
- -【C3推奨理由】予算8,000円以内なら今でもコスパ最高水準
- -初めての手動ミルで様子見したい場合
- -旅行用サブミルなど割り切った用途
最終的な答え
予算的に問題がなければ、迷わず C3Sを選んでください。
C3は優れたミルですが、C3Sは同じバーrを持ちながら耐久性・容量・質感すべてが向上しています。4,000円の差額を払う価値は明確にあります。
ただし「とにかく試してみたい」「予算は8,000円まで」という方には、旧C3もまだ入手できる間は依然として優れた選択肢です。
TIMEMORE C3シリーズ全体のロードマップ
| モデル | 位置づけ | 参考価格 |
|---|---|---|
| C3(旧) | エントリー(在庫限り) | 約¥7,980 |
| C3S | 標準(現行推奨) | 約¥11,980 |
| C3S Pro | 携行性重視 | 約¥14,980 |
| C3S Max | 大容量対応 | 約¥16,980 |
| C3 ESP | エスプレッソ特化 | 約¥13,980 |
C3Sを入口に、将来的により上のモデルに移行するという選び方も有効です。TIMEMOREの品質に満足できたなら、同ブランドのフラッグシップ「スレート」シリーズへのアップグレードも検討価値があります。
この記事を書いた人
Coffee Guide編集部
コーヒーを愛するライター・バリスタチーム。豆の選び方から抽出方法、カフェ文化まで、コーヒーに関するあらゆる情報をお届けします。
執筆者の経験
- バリスタ資格保持者
- 自家焙煎カフェ運営経験
- コーヒー輸入業界での勤務経験