フラットホワイトの作り方|オーストラリア発のミルクコーヒーを自宅で

この記事のポイント
- フラットホワイトはダブルリストレットとごく少量のスチームミルクで作る濃厚なドリンク
- カフェラテより少量でコーヒー感が強く、カプチーノより泡が薄い
- マイクロフォームの質がフラットホワイトの仕上がりを左右する
フラットホワイトはスターバックスのメニューに加わったことで日本でも認知が広がりましたが、本来はオーストラリアとニュージーランドで生まれたスペシャルティコーヒー文化の一部です。カフェラテより少量でコーヒー感が強く、カプチーノより泡が少ない——この絶妙なバランスが特徴です。
フラットホワイトとは
フラットホワイトは、ダブルエスプレッソ(またはダブルリストレット)に100〜130mlのスチームミルク を合わせたドリンクです。ミルクの量が少なくコーヒーが主役で、表面の泡(マイクロフォーム)はごく薄い層になっています。
ラテ・カプチーノ・フラットホワイトの違い
| 種類 | エスプレッソ | ミルク量 | 泡の厚み | コーヒー感 |
|---|---|---|---|---|
| カフェラテ | 1〜2ショット | 150〜200ml | 5〜10mm | 穏やか |
| カプチーノ | 1〜2ショット | 60〜80ml | 2cm以上 | やや強い |
| フラットホワイト | 2ショット(ダブル) | 100〜130ml | 薄い(5mm以下) | 強い |
材料(1杯分)
材料リスト(1杯分)
- エスプレッソ 2ショット(ダブル、約60ml)
- 牛乳(全乳):100〜130ml
- (ダブルリストレット使用の場合:20〜25mlを2ショット)
必要な器具
- エスプレッソマシン(スチームワンド付き)
- スチームピッチャー(300ml以下のもの)
- 小さめのカップ(150〜180ml容量)
作り方
ステップ1:エスプレッソを抽出する
ダブルエスプレッソ(60ml)を抽出します。より本格的に仕上げたい場合は、ダブルリストレット(通常のエスプレッソより少なめに抽出した約40〜50ml)を使います。リストレットの方が苦みが少なく、甘みと濃度が高まります。
ステップ2:マイクロフォームを作る
フラットホワイトにとって最も重要な工程です。
- 冷たい牛乳100〜130mlをスチームピッチャーに入れます
- スチームワンドの先端をミルクの表面ぎりぎりに当て、最初の1〜2秒でわずかにエアーを取り込みます(カプチーノより少なめ)
- その後すぐにワンドを深めに刺し、渦を作りながら60〜65℃まで温めます
- ピッチャーを軽く叩いて粗い泡を消し、回すようにしてフォームを均一にします
マイクロフォームの見た目:理想的なマイクロフォームは「光沢のある白いペンキ」のようなつやつやした状態です。粗い泡がなく、液体とフォームが一体化した状態を目指します。
ステップ3:注ぐ
カップにエスプレッソを注ぎ、スチームミルクをゆっくりと中央に向けて注ぎます。カップを傾けてピッチャーを近づけながら注ぐと、ラテアートの土台になるきれいな仕上がりになります。
ステップ4:完成
フォームの薄い層が表面を覆っていれば完成です。砂糖は入れないのが本来のフラットホワイトですが、お好みで調整してください。
フラットホワイトはマシンなしでの再現が難しいカテゴリです。スチームワンドが使えない環境では、カフェラテやダルゴナコーヒーの方が作りやすいでしょう。
コーヒー豆の選び方
フラットホワイトはコーヒーの風味が前面に出るため、豆の選択が重要です。
おすすめ:中〜深煎りのエスプレッソ用ブレンド。チョコレートやナッツのような甘みのある豆が、少量のミルクとよく合います。
シングルオリジン:浅煎りのシングルオリジンを使うと、産地の個性がダイレクトに楽しめます。エチオピアやケニアの豆は、フルーティーな風味がミルクと対比して際立ちます。
まとめ
- フラットホワイトは ダブルエスプレッソ+100〜130mlのスチームミルク
- マイクロフォームの質 が仕上がりを決定づける
- ラテよりコーヒー感が強く、カプチーノより泡が薄い
- スチームワンド付きマシン がないと本格的な再現は難しい
この記事を書いた人
Coffee Guide編集部
コーヒーを愛するライター・バリスタチーム。豆の選び方から抽出方法、カフェ文化まで、コーヒーに関するあらゆる情報をお届けします。
執筆者の経験
- バリスタ資格保持者
- 自家焙煎カフェ運営経験
- コーヒー輸入業界での勤務経験