バターコーヒー(ブレットプルーフコーヒー)の作り方と効果

この記事のポイント
- バターコーヒーはグラスフェッドバターとMCTオイルをコーヒーにブレンドしたケトジェニックダイエット由来のドリンク
- MCTオイルの中鎖脂肪酸は素早くエネルギー変換されるという特性があるが、個人差がある
- 乳化させるためにブレンダーを使うことが必須で、混ぜるだけでは分離して飲みにくくなる
バターコーヒー(Bulletproof Coffee)はデイブ・アスプリーが2013年に広めたドリンクで、特に朝食代わりとして低糖質・高脂肪を実践するケトジェニックダイエット実践者の間で人気があります。コーヒーにバターとMCTオイルを加えてブレンドするだけのシンプルなレシピですが、注意点がいくつかあります。
バターコーヒーとは
バターコーヒーは、ブラックコーヒー+グラスフェッドバター+MCTオイル をブレンダーで乳化させて作る、クリーミーなコーヒードリンクです。提唱者のデイブ・アスプリーはチベットのバター茶(スー茶)からヒントを得たと言われています。
「朝食代わりになり、空腹感を感じず集中力が持続する」という主張で注目を集めましたが、現在は科学的根拠についていくつかの点で懐疑的な見方もあります。
材料(1杯分)
材料リスト
- ブラックコーヒー(フレンチプレスまたはドリップ):240〜360ml
- グラスフェッドバター(無塩):大さじ1〜2(約14〜28g)
- MCTオイル:大さじ1(約15ml)
- (オプション)コラーゲンパウダー、バニラエッセンス
グラスフェッドバターとは:牧草飼育された牛のミルクから作ったバター。通常のバターと比べてオメガ3脂肪酸やビタミンKが豊富とされています。日本では「よつ葉」や「カルピスバター」が選ばれることが多いですが、グラスフェッド表記のものはKerry Gold(アイルランド産)などが輸入食品店で入手可能です。
必要な器具
- ブレンダー(ハンドブレンダーも可)
- コーヒーメーカーまたはフレンチプレス
- マグカップまたは大きめのグラス
作り方
ステップ1:コーヒーを淹れる
フレンチプレスやドリップで熱めのブラックコーヒー(240〜360ml)を淹れます。コーヒーは 低品質のカビが生えやすい豆を避ける のがオリジナルレシピの推奨です(カビ毒が健康を妨げるという考え方から)。ただし、通常の品質の豆でも問題ないとする見方もあります。
ステップ2:材料をブレンダーに入れる
ブレンダーカップにホットコーヒー、バター大さじ1〜2、MCTオイル大さじ1を入れます。
ステップ3:ブレンドする
最重要工程です。蓋をしっかり閉め(熱い液体のため蓋を押さえながら)、30〜60秒ブレンドします。乳化が成功すると、クリーミーなラテのような状態になります。
熱い液体のブレンドに注意:熱いコーヒーをブレンダーに入れると、加圧で蓋が飛んで飛び散ることがあります。必ず蓋の上にタオルをあてて抑えながらスタートし、最初は低速から始めてください。
ステップ4:完成・飲む
マグカップに注いで完成です。砂糖や甘味料は加えません(ケトジェニックの場合)。
MCTオイルについて
MCT(中鎖脂肪酸トリグリセリド)オイルは、ヤシ油や椰子油から抽出した特殊な脂肪です。通常の脂肪より消化が速く、肝臓で直接エネルギーに変換されやすいとされています。
注意点:
- MCTオイルは初めて摂取する場合、下痢や腹痛を引き起こすことがあります
- 最初は小さじ1から始めて徐々に量を増やすことをおすすめします
- 毎日の過剰摂取は脂質の摂取過多につながる可能性があります
科学的な効果について
バターコーヒーの「集中力向上」「体重減少」「腹持ちが良い」という主張については、現在の研究では以下のことが言えます。
- コーヒーのカフェインによる覚醒効果は確実に存在します
- 高脂肪食による満腹感は実際に血糖スパイクを抑制します
- ただし、朝食代替としての長期的な健康効果については根拠が限定的です
- カロリーが高い(1杯あたり300〜450kcal)ため、体重管理の文脈では注意が必要です
まとめ
- バターコーヒーはコーヒー+バター+MCTオイルをブレンドしたケトジェニック由来のドリンク
- ブレンダーで乳化させることが必須(混ぜるだけでは油が分離する)
- MCTオイルは少量から始める(最初は消化器系への負担あり)
- 科学的根拠は限定的であり、個人の体質や目的に合わせて試すものと考えるのが適切
この記事を書いた人
Coffee Guide編集部
コーヒーを愛するライター・バリスタチーム。豆の選び方から抽出方法、カフェ文化まで、コーヒーに関するあらゆる情報をお届けします。
執筆者の経験
- バリスタ資格保持者
- 自家焙煎カフェ運営経験
- コーヒー輸入業界での勤務経験